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当サイトの役割
このサイトでは、ECレップとして働きたい、すでに働いているという方のための支援をしていきたいと考えています。
Webサイトとしては、まず情報提供や情報交換といった機能が支援として考えられるところです。
情報交換の場としては、フォーラムを設けています。
今のところイメージするECレップは個人事業主か小規模なグループという存在ですが、このような規模で働いていると、ちょっとしたトラブルやアイディアについて相談する相手に困ったりするものです。
気軽な雑談でも結構ですが、そうした相談を投げかける場としてフォーラムが機能することを期待しています。
もっとも、フォーラムでの情報交換というと、大事なノウハウを公開してしまうわけにはいかないと考える方もいるかもしれません。
ただ、トラブルの解決にはすでに知られている知識で済む場合が多いのではないでしょうか。
ECレップの存在意義は、クライアントや顧客とのコミュニケーション能力などに依拠するところにあり、それ以外の知識やノウハウはお互いにスムーズに働けるようにするための共有していくべきものであると考えています。
また、EC関連の新しい情報に関しても、然るべき情報源より新しいツールやサービスの情報を取得し、実際に使っているECレップのコメントで構成されるような形態を目指していきます。
ECレップ着想の背景
ECレップという働き方を現実的なものとして考えられるようになった背景には2つの大きなトレンドがあります。
1つにはECサイト構築のコストが大きく下がってきたことです。
1990年代後半、インターネットを介した商取引のシステムが作られ始めてきた頃、ECサイトを構築しようとすれば、ゼロから構築する、所謂スクラッチが一般的で、費用も億単位になることが珍しくありませんでした。
その後、ECサイト構築のパッケージソフトもいくつか出てきましたが費用はやはり多くが数百万円単位になり、またそのまま利用できるケースは少なく、修正や機能追加といった作業により多くのコストを必要としました。
やがて市場が拡がってくるに従い、ASPサービスやモール内への出店といった提供形態が現れるようになり、費用を多くの人数でシェアする形でコストは大幅に下がりました。
楽天市場に代表されるように、モール自体に集客を図ることで、その中に出店した加盟店への訪問客も期待できることで実績の面でも期待できるようになっていきました。
ECレップとしてのメリット
前回はクライアントから見たメリットについて述べましたので、今回はECレップとして働く側からのメリットについて考えてみましょう。
メリットのひとつとしては「報酬」が挙げられます。
クライアントのメリットとして「コストが抑えられること」を中心に述べましたので相反するような印象を与えるかもしれませんが、従量制ですので要は多く売り上げればその分だけ収入も多くなります。
ヒット商品に当たれば相応の収入が期待されますし、そのための販促施策を自ら立案し実行していくことになります。
当然、報酬はサラリーマンのように保証されているものではありません。がしかし、ECサイトの運用という他では得難い経験は保証されていると言えるでしょう。
組織の中でECサイトを運用していると、必ず予算や費用対効果というものを求められます。そのために新しく登場した販促ツールやサービスに関心を持ったとしてもタイムリーに実施に移すことは困難を極めます。長い時間と厳しい稟議を経てようやく実施できたとしても、提案した通りの期間内に組織内で説得できるだけの効果を上げることができなければ、二度とその施策が陽の目を見ることはないでしょう。
クライアントのメリット
ECレップをクライアントの側から見た場合のメリットについて考えてみましょう。
なんと言っても、費用が「従量制」であることが最大のメリットです。
多くの商材を揃え、どの時期を取っても同じような売上を上げることはたいへん難しいことです。
量販店のような店舗であれば、その時々に応じて商材を仕入れ、売上を平準化していくことはできるかもしれません。
ただ、商材の作り手に近づけば近づくほど、季節的要因や新製品の投入などで売上は大きく変動するものです。
売上は変動するのにコストが一定以上かかるということは、利益率も変動すると言うことです。場合によっては赤字というケースもあり得ます。年間を通してみれば黒字と想定していても、製品投入時期の遅延などで予算が大きく狂うことも珍しくありません。
ECレップを使うことで、少なくともECに関しては売上額に応じた一定の割合をコストと見ておけばよく、外部要因によって予定が狂ったとしても経営に及ぼす影響を最小限に抑えることができます。

ECレップの定義
前回、セールスレップというワークスタイルを紹介しましたので、ここで当サイトの考えるECレップの定義も紹介しておきましょう。
『クライアントから完全従量制でEC業務を担うこと』
「クライアント」は、ECで販売したい商材を持っている依頼主としておきます。
原則としてこれだけです。利用しなければならないシステムやソフトウェア、サービスはありません。
クライアントから依頼があったら、ECレップは商材を吟味し、最適なECの形態を選定し、サイトを構築、オープン後も継続してサイトを運用し最適化を図り、販促に努めていきます。
その報酬として、ECレップは売上額の一定の割合をクライアントから受け取ることになります。
ここでいくつか疑問が湧く人もいるでしょう。
「オープン後の運用におけるECレップの役割の範囲はどこまでか」
これはクライアントの状況とECレップの体制によります。
一般的なECの運用の中には受注処理、発送業務、在庫管理、問い合わせ対応、入金確認などが含まれます。
クライアントによっては、これらの業務をEC以外の販売で持っている場合もあるでしょう。その場合、ECレップにはそれを踏まえてECが追加された場合の運用フローの設計とマニュアル作成が求められます。
セールスレップについて
ECレップという着想の元には「セールスレップ」があります。
セールスレップとは、「Sales Representative(セールス・レプリゼンタティブ)」を意味し、北米や南米など海外では一般的なワークスタイルとして確立しています。
通常、「代理店」などと訳されることの多いセールスレップですが、その日本語から受ける印象と実情は大きく異なります。
このワークスタイルとしてのセールスレップの最大の特徴は「成功報酬制」であることです。
新しい商材を流通させようとする場合、新たにその販路を構築するには大きなリスクが伴います。支社などの拠点を設置するには人材も必要ですしコストも時間もかかります。
そうしたリスクやコストを避けるために、成功報酬制のセールスレップを使うわけです。
セールスレップはディストリビューターと異なり在庫を持たないため、大きな取引のあとに販売店からの大量返品といったリスクを避けることができます。
一方で、セールスレップ側も成功報酬制のため技術セールスやある程度のアフターケアができるスキルを身に付け、モチベーション高く販売に専念します。
北米では、市場参入からのステージとして、セールスレップ>ディストリビューター>自社流通網という売上規模に応じた位置づけと使い分けがなされているとされています。
ECレップ.netについて
インターネットの普及に伴い、インターネットを介しての商取引すなわちEC(イーコマース、e-commerce)は一般的なものになってきました。日本のEC市場規模は2007年時点でBtoCで5兆3,440億円、BtoBで161兆6,510億円(経済産業省調査)にまで拡がっています。
インターネットという言葉が拡がっていく過程においては、インターネットを使えば世界中に向けて商売ができる、たとえ地方からでも全世界に向けてモノが売れる、というイメージも喧伝されました。
当然のことながら、イメージ通りの成功もあれば、思い通りには行かない失敗もありました。それは現在でも変わりません。
ECだからモノが売れるというわけではなく、そこにはやはりルールや法則と言ったノウハウがありますし、その実現には費用もかかります。
そうした認識が広まるにつれ、ECの導入に二の足を踏むケースが増えてきた印象があります。
せっかく良い商材があるにも関わらず、ECという販路が活用されていないケースはまだまだ少なくないのではないでしょうか。
そこで、よりECという販売手法を活用しやすくする仕組みとして「ECレップ」を着想しました。
仕組みと言ってもシステムやツール、サービスの名前ではありません。
強いて言うなら、ECサイト担当者の「働き方」と言えるでしょう。
